名古屋四季劇場でキャッツを観てきました。2階席から観たのは初めて!!

キャッツを初めて見たのは1986年。新宿南口のキャッツシアターで。
上京して右も左も分からなかった田舎娘の私は大感激!!
この方たちの前世は猫だったのか?というくらいの衝撃で、観終わった後、足が震えておりました。

大阪のキャッツドーム、大阪四季劇場にも足を運びました。
キャッツが大好きなのに、観劇歴が長いのに・・・
初の2階席で、全く違う作品のように見えたので、その感動を書き留めます。

私がキャッツを好きなのは・・・どの猫も誇り高く生きており、作品には神々しさを感じるから。
個性的な猫の自己紹介を神様がご覧になっていて、天上に上る猫を選び出す・・・
猫の生きざまは人間のようでもあり、一生懸命生きる人たちへの暖かい眼差しを感じます。

キャッツは歌と踊りで押していく作品。
1階席では、目の前で繰り広げられるダンスに終始圧倒されますが、2階席ではそれを一歩引いた高いところから客観視できる、神の視点から観られる(?)という気がしました。

劇場の数々のゴミも、2階から見下ろすと迫力があります。観光名所のような珍しい絶景w
DSC_8597-1
そして劇場の左右や上部に賭けられている電飾がこんなにも美しいなんて!!

私はB席だったのですが、ここまで下がると舞台を観ながら絶えず電飾が視野に入るので、猫を見ながら電飾の色の変化も同時に楽しめました。
舞踏会の夜にピカピカ光る電飾は、夜空を彩る花火、イルミネーションのようでした。
ラム・タム・タガーの紹介や、ジェリクル舞踏会では舞台全体が明るくなるだけでなく、電飾もピッカピカなのですねw

床に映る照明も、星形★や丸〇だったり、床にこんな絵が描いてあるということも改めて知りました。

色々なところから猫が出てくるのもよく分かるし、自己紹介をしていない猫の様子も楽しめました。
寝ている猫や、じっと見つめる猫、毛づくろいしている猫・・・
グリザベラが舞踏会を高い所から寂しそうに見ていることも知りました。(遅い)

観劇歴が長いのに、初々しい感想ですねw

そして変わらない、ジェリクルの誇り。神々しさ。
年齢を重ねても、時代が変わっても、それはとても尊くて涙が出ました。

全く違う視点に気が付いたので、名古屋で観られるうちに、もっと楽しみたいなと思います。


にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ミュージカルへ
にほんブログ村