期末テスト直前、これから成績処理など忙しくなるので気合を入れるために映画を見に行こう!と思いました。
「老後の資金がありません!」で笑うか、「そして、バトンは渡された」で泣くか?

「バトン」のレビューは賛否両論で、「号泣」の方から「ご都合主義で泣けない」という方まで。
私も現実的なところがあるので感動できないかもな・・・と思いましたが、内容が気になって・・・
「バトン」を見ることに。

原作は本屋大賞を取っている作品なのですね。

登場人物紹介のあと、2つの家族の様子が交互に描かれていき・・・
私はもう序盤でネタに気が付いてしまいましたが、それは置いといて。
以下、俳優さんの役の感想を書きます。

o0905090415023341833

石原さとみさん演じる梨花は、つかみどころのない魔性の女?
おいおい、それはないだろう・・・ということを次々にやってのけ・・・
梨花は難しい役だと思いますが、自由奔放な演技力で押していきます。

そして出会う男性陣、揃いも揃って皆ええ人すぎるやろ~!!!怒らんのかい!!
市村正親さんは、昔々の四季時代から拝見していますが、この役は父を超えて聖人の域(?)ですね。)

そして永野芽郁さんの優子がとても魅力的。
この娘の幸せのためなら・・・と周りの父親たちが愛情を注ぐ気持ちになるのも説得力があります。
彼女が優子を演じたから、この映画は成り立ったのかもしれないと思いました。

子役 泣き虫「みいたん」の演技も自然で、とても可愛かったです。

人間の良いところ、お人好しなところだけをすくい取ったような、現実離れした作品ではありますが、それを黙らせるだけの俳優陣の演技力。
ピアノの音も合わさって、私はじんわりしました。


いつもなら、都合のいい話だと言いたくなるところですが、こんなコロナ禍の時代に、ここまで人のことを思いやる人たちが織りなす優しすぎるストーリーに巻き込まれて涙するのもいいものだと思いました。

原作本を買って帰りました。本を読んだら、また感想が変わるでしょうか。
「老後の資金がありません!」も見られたらいいな。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ミュージカルへ
にほんブログ村