久しぶりの更新です。
劇場に行けない日々が何か月も続いています。

私は今年、中学校で授業をしているので、授業で使うパワーポイントを作ったり、授業の流れを考えたり・・・生徒たちが飽きないように、毎日頭をフル回転させて考えているので、劇場に行けないことが寂しいと感じる余裕がありません。

私は子育てなどをしていた時、10年以上教壇に立つことを断念していました。
このままでは自分は一生後悔すると思って、一念発起して復帰しました。
教壇は、言ってみれば「一人舞台」のようなもの。台本なども毎日一人で考えているようなもの。
自分にブランクがあるせいか、コロナで舞台が休止していても、きっとまた復活すると思えるので、悲観はしていません。

演劇界にとって、今は耐える時期。
辛い時期ですが、でも演劇というものは、昔から逆境の中で発展してきたのではないでしょうか。
恵まれすぎている環境下よりも、貧しかったり、理解されなかったりする中、それでも演劇にしがみついて生き残った者たちが、俳優として人に感動を与える仕事をしてきたのだと思っています。

私は最近(コロナの前)、ミュージカルがビジネスになりすぎているという気がしていました。
1年以上先までチケットが売られたり、転売されたり・・・
人気俳優の出る回のチケットは一瞬で完売するので、よっぽど手馴れている方しか劇場に入れなかったり・・・

ミュージカルが広がるのは嬉しいのだけれど、どこかが違う。
小さな芝居小屋で、貧乏学生がやっていたような演劇は、もうないのか・・・

この大きな逆風を超えた先に残るものがあれば、それこそ本物に違いない。そんな気がしています。


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