「フランケンシュタイン」大千秋楽を梅田芸術劇場で観劇いたしました。
IMG_20200225_164314
3年前初めてこの作品を名古屋で観たときも、初見にして大千秋楽
(何も狙っている訳ではないのですが・・・よく大千秋楽を観劇しているw)
その時は柿澤勇人さん(カッキー)のビクターで幕を閉じました。
その時から
「再演希望そして次は中川晃教さん(アッキー)ビクターが観たい」
と思い続けてきました。

ストーリー的にはどこにも救いがない話ですが、それでも多くの方が再演を望んだのは、
中毒性を持つような音楽と、死人を蘇らせるという禁断の領域
に魅せられたからだと感じます。

柿澤さんはデスノートのライト役でも思いましたが、地に足を着けた人間的な芝居をされる方
空気を読みながらのアドリブも豊富で(笑)、鈴木壮麻さん演じる召使ルンゲを振り回しながら、迫真の演技をされていました。

中川さんは、モーツアルトを観たときから「天才」という言葉が似合う方だと思っています。
それは難しい歌も、高い音程も、天賦の才能で軽々と出している(ように見える)から。
♪僕こそミュージック♪というのが一番似合う方。
そんな天才アッキーの天才ビクターが観たいと思いました。

期待して行きましたが、期待以上でした
初演から3年という歳月と、大千秋楽までの積み重ねで、余計にその魅力が増していたのかもしれません。
やはり歌は突き抜けて素晴らしく、「大阪まで来て良かった!」と実感。

アッキービクターは、地上の人間よりも、絶えず「神と対話している雰囲気」で、親友アンリを蘇らせる動機も、「大切な人と再び会いたい」という気持ち以上に、止めようのない科学への興味というか、情熱に憑かれているように見えました。
やはり天才肌なんですよね。
未知の領域に足を踏み入れる恐怖と恍惚感の間で揺れているというか。
こんなアッキー観たことないとも思いました。これまで観た色々な作品とはまた違う表情でした。

対峙する怪物アンリは、加藤和樹さん。3年前も加藤さんでした。
身体が大きく、包容力や温かみがある俳優さんだと思います。
怪物役は、心身ともに限界まで挑戦されているのが伝わります。
友人ビクターの身代わりに、自ら絞首刑になるという達観した優しさと、怪物になってからの孤独、憎しみ・・・など感情の極と極を演じなければなりません。
そして無邪気な一面も。加藤さんの「くま、おいしいが忘れられず・・・(笑)

救いのない話ですが、中川さんと加藤さんの組み合わせは、行間に救いが感じられる気がします。
純粋な少年のような心のアッキーと、温かい加藤さんの友情は、どんな悲劇の後も続いていると信じられる気がしました。

小西遼生さんのアンリは未見です。
再演を熱望する声が多かったのは、きっとビクター&アンリを演じる4人が素晴らしく、組み合わせで全く違う魅力が出ていたからではないかと思います。
再々演もきっとあるはず。その時はまた、違う組み合わせで観てみたいです。

1人2役演じるというのも、この劇の面白さ。
真面目な本来の役よりも、2幕のほうが楽しそうに弾けている方が多かったです。(笑)

女性陣の皆さんも、力のある方ばかりで安定していたと思います。

それから子役の素晴らしいことよ。歌も演技も抜群でした。

※カテコでの挨拶
中川さんは「こんなご時世にマスクをしてたくさんの方が来てくださったことに心から感謝」
加藤さんは「驚くほど再演希望が寄せられて今回実現した。再々演も是非」

最後の閉めの言葉は、皆で「くま、おいしい」でした(笑)





にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ミュージカルへ
にほんブログ村