ミュージカル観劇史

ミュージカルを愛して30年!その感動を仕事や日々の生活に繋げようと思って暮らしています^^

2008年04月

ディズニー映画「魔法にかけられて」を娘二人を連れて見てきました。
楽しかったです。
ミュージカルが大好きで、いつも歌っているような人(誰?)にはの好評の映画ではないでしょうか。


絵本の中から現実世界に飛び出したプリンセスのジゼル。
ジゼルを追って、同じく絵本の国からニューヨークにやってきたエドワード王子。


絵本では馴染むようなちょっとクサイ台詞などが、現実世界では浮きまくる可笑しさ
この、

絵本→ニューヨーク

という図式を考えた方に拍手です。


ディズニーが、ディズニーのパロディを作った?

という点も、初めての試みだと思います。
ドリームワークスならともかく・・・こんなことは今までありませんでした。時代の流れでしょうか?

パンフレットには、ディズニー世界のお約束と現実世界を楽しく対比させてありました。
ディズニーがこういうことを言うこと自体、何だか新鮮で面白いですよね。
例えば、
結婚したら、永遠に幸せに暮らす。
  ↕
離婚をすることもある。
唐突に歌いだしてもOK。歌い出せば、音楽は自然に流れてくる。
  ↕
伴奏用楽器を用意しなければならない。
ミュージカルばかり観ていると、急に歌いだしても、多少浮くような台詞を言ってもOKという感覚に
なるのですが、それを現実世界でやると、ドテッとコケルほど浮くものなんですね。



「出会ってひと目で恋に落ち、結婚し、いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。」
というよくあるパターンに

ちょっと待った~~~

とディズニーが自ら突っ込みを入れているのです。(笑)


ジゼル役のエイミー・アダムスも本当に適役でした。
ありえないほど純粋で、いつも夢見ているおめでたい考え方の彼女。
ニューヨークで浮きまくっていても、現実が辛くても、回りを巻き込んで笑顔にしてしまうのです。
思わず、

お姫様、あなたB型でしょ?(笑)

と言いたくなりました。(これは、娘と同意見。)
そういう私も娘もB型。。。



エドワード王子もナイス・キャスティング!
絵本では違和感がなくても、現実世界で同じキャラでいると、頭が空っぽ?軽すぎ!という印象になるのを
うまく演じられていました。



私も「苦難は歌で乗り切る」という方法ですから、ミュージカル好きとしては共感するところもありますね。
あそこまで、現実離れしていませんが。


最後のまとめ方は、ちょっと強引な組み合わせのハッピーエンドでしたが、
何としてでもハッピーエンドで終わらせるやり方は、さすがディズニーだと思いました。


最後に皆さんの熱演に交ざって、キラリと光る演技をしていた方をご紹介!

CGのリス、ピップくんです。

リスは、アニメの中では喋れるのに現実世界に出ると喋れないという設定のため、ひたすら
「演技」します。それが本当に名演技で大笑いしました。
例えば「ジゼルが王子の継母に狙われて大変だよ!」というのを伝えたい時は、
ジゼルが・・・というのをラ~ラ~ララ~ラと踊って表現。表情がコロコロ変わって本当にお上手。
監督も大満足の出来だとか。


大好きな方と見るのにオススメの映画だと思います。
ミュージカル好きの方も、どうぞ。^^


立岡さんのご冥福を祈りつつ、こんな時に楽しいコメディタッチの感想を書くのもどうかと感じたのですが、
やはり幸せに笑顔でいることが劇団の願いかと思い、書かせていただきました。




立岡晃さんを偲んで、昔のプログラムのお写真を掲載させていただきます。

今日、「夢醒め」の録画したものを見ていたのですが、
「死ぬ前の日まで人の体のほうを心配していたよ。医者の不養生ってやつかな。」
と笑顔で語られる姿が心に染みました。


最後の写真は、20年前のウエストサイド物語のドック役の立岡さんです。
(トニー役は芥川さんです。)
私にとってこれが、高校生の頃に初めて観たミュージカルでした。
同じ役を演じられるというのも、努力あってこそですね。

皆からの信頼が厚い方を失って、悲しみは大きいです。
お星様になられて、見守っていてくださるような気がします。


合掌

劇団四季の立岡晃さんが、29日に急性心不全で亡くなられたそうです。


とても悲しいです。
亡くなられたその日まで舞台に立っていらっしゃったと聞いて、本当に一生舞台の上に
いらっしゃったのだと感じました。

立岡さんの演じられる「おじいちゃん」の役が大好きでした。

温かくて優しいおじいちゃん。
「夢から醒めた夢」のおじいちゃんも、立岡さんのイメージしかありません。
天国に行く前のロビーで12年間も座っておばあちゃんを待ち続け、
「やあ、お前、やっと来たね。」とクシャッとした笑顔で言う台詞が好きでした。

何年も前の「夢から醒めた夢」の全国公演の時、立岡さんが客席を回って来られて、握手してくださいました。

私は20年前の「ウエストサイド物語」を観ているのですが、その時のパンフレットを見ると、
ドック役は立岡さんです。

昨年上京して「ウエストサイド物語」を観た時も、ドック役は立岡さんでした。
私にとって、この舞台が拝見できた最後のお姿となってしまいました。

医学の知識もおありで、医務委員として、昔から劇団員の健康状態の一切を見守ってこられた方でした。

観劇をはじめてから、何人もの方とお別れをしてきました。
つくづく、その方の変わりはいるか・・・と考えると、その方の魅力はその方でしかないと感じます。

心からご冥福をお祈りいたします。
私は、これからもこの方を絶対に忘れることがないと思います。

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