今朝、めざましテレビを見ていたら・・・そこに小田和正さんが登場し、びっくりして録画ボタンを押しました。オフコース時代からほとんどテレビに出ない方なので、とても貴重な映像です。

(めざましテレビには何度か出られていたようですね。)


小田さんは今、「君住む街へ」のツアー真っ只中。

私はゴールデンウイークに四日市ドームで小田さんの歌を聴いて以来、気持ちが中学~高校時代にさかのぼり、小田さん&オフコースのマイブームが到来しています。学校まで通勤片道30分の車の中は、音楽鑑賞の場なのですが、ライブ以来、小田さんの歌を聴くことが多くなりました。


めざましテレビの取材で、軽部アナと永島アナが小田さんの「制作ルーム」へ伺って、約2時間もお話を伺ったようです。小田さんはスタジオに入るまでの作詞・作曲・アレンジ・仮歌入れまで、ここで行われるそうです。きれいに片付いた部屋から、小田さんのきっちりした気質が伝わります。


「あの日あの時」のCDは、今も大変なヒットで売れ続けています。
私もよく聴いていますが、オフコース時代の曲から最近の曲まで50曲入っています。
ほとんどの曲が録音し直されているのがスゴイと思っています。
オフコース時代の曲など、昔と聴き比べるのも楽しいです。
小田さんは、現在も素敵な声で歌われていますが、昔と今と、味わいが違います。
昔は「あどけなさ」が入った若い声、そして今、「とても優しくなられた」と感じます。


録音し直されたことについて
「手間をかけると安心する。できるだけ付加価値の高いものを提供したい。」
「期待に応えるのが好き。」と答えられていました。常に妥協せず、上を目指して走り続けている小田さんの姿勢が見える言葉だと思いました。


軽部アナ&永島アナもライブへ行き、ドームの花道を走り回る小田さんを見て、ビックリされて、思わず質問。
「息切れしないんですか?」
「息切れ・・・・しますよ。(笑)」
「基本的に歌は、走って歌うもんじゃない。」

あんなに走っておきながら、冷静にこう言われるので、笑ってしまいました。

「できるだけお客さんの近くに行きたいと思って、ジャニーズみたいに花道を作った。
やってみたら・・・行くと、喜ぶんだ。
あれだけ喜んでくれるなら、できるだけ近くに行こう・・」
小田さんは花道だけでなく、スタンド席の階段まで登って歌われます。
アリーナで見ていた私は、何度も小田さんを見失いました。(笑) それくらいの大サービス。

小田さんのライブ途中では、いつも「ご当地紀行」というVTRが流れます。
ライブの前日に、ライブ会場近くの名所をアポなしで小田さんが訪れ、その映像が流れます。
これが、とっても面白いのです。

「スケジュール的にもきついし、辛い。ライブに影響する、本末転倒と言われても・・・やるだろうね。あぁ、これで現地のお客さんと一緒になれると思うから。走ったりするのと同じように、納得してる。」

納得して仕事をする・・・これが昔から一貫した姿勢だと思います。素敵な言葉だと思いました。


「声がガラガラだ、と思っても、本番の1時間前くらいに急激に回復したりする。
本番はきっと何倍も集中するからうまくいくぞって思うと・・・来るんだ、やっぱり。
何回か、そういうことがあると信じられるようになる。来るぞ来るぞと思える。」
それを聞いた軽部アナが「もはや、神の領域ですね!」
と言ったときの小田さんのリアクション、最高!!

「お前、やめろよ・・そういうこと、言うなよ・・」
と言いながら、クルッとキーボードのほうを向いて、鍵盤を弾くマネをして照れまくる。。。
68歳の大スターなのですが、これはカワイイ(笑) 


「うまく歌うより、表現することに力点を置くほうがいいのかと、今回のツアー途中で思い始めた。時間が経つと、色々なことがあるな。」
今もなお、新たな気づきがあるというのは、仕事に真摯に向き合われているからだと思います。
妥協しないで納得した仕事をし、走り続ける小田さんをこれからもますます応援します


最後に、オフコースの曲をお届け。
オフコースの魅力を1枚に凝縮した究極のベスト盤 ever より●最新リマスター&高音質SHM-CD


オフコース - ベストアルバム『ever』