浅利慶太さん追悼公演ということで、名古屋四季劇場ではジーザス、続いてエビータが上演されます。
なんという幸せ!
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今回の公演の楽しみは、佐久間さんのユダ、高井さんのカヤパ様、阿久津さんのヘロデ‼

この演目は、「かぶりつき」席ではなく2階席で観るべきと判断し、2階最前列を取りました。
名古屋四季劇場は2階席がせり出しているので、大変見やすくてgood。
それにジーザスは群衆の動きや照明が見どころなので、それらを楽しむには2階席が最適。

私が観た日のキャストです。
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神永東吾さんのジーザスは以前の地方公演で観たことがあります。
その時はベテランの芝さんユダと、苦悩する青年ジーザスという構図だったと記憶しています。

それからもずっと神永さんはジーザス役をお一人で演じ続けておられます。
以前地方で観たよりも、ずっとジーザスだ!と感じました。
名前も「神」だし(?)、韓国ご出身、クリスチャンという境遇から、この役を演ずるべくして日本に来られたのかなという気がします。

もともとジーザスという作品は、イエスを「普通の人間」として描いています。
クリスチャンの方には抵抗があるかもしれませんが、私はジーザスを私たちと同じ人間の目線にすることで、ぐっと近く感じられると思っています。
神永ジーザスも「神の子」という特別な存在ではなく「神を愛した青年」。
お顔も端正で、目で演技をされる方。

神永ジーザスは静かで、誰にも心を許さない「孤独感」が強いイメージ。
だから、ユダともマリアとも一定の距離がある感じがします。
神の孤独感を知っていた青年は、やはり同じように孤独であったのだろうと感じます。

「静」のイメージですが、フォルテシモでの歌い上げは力強く、素晴らしいと思いました。
ゲッセマネのロングトーンの長さにはビックリ。歴代最高に長いのでは??

足をぐわっと広げて立ち、さぁ、今からロングトーンをするぞという感じで腹筋に力を入れ、
♪見てくれ、私の死にざまぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~(歌の途中で拍手‼)♪


山本紗衣さんのマリアメイクも濃い目で、とても美しい女性でした。
エジプト舞台のアイーダに出てきそうな美女のイメージ。とても歌える方なので、歌唱は申し分なし。

私は、マリアとてジーザスの本当の孤独を癒すことはできなかったと思っています。
束の間の安らぎを与え、精いっぱいイエスを愛した・・・ただそれだけの事実があればいいと思っています。

佐久間仁さんのユダ。噂には聞いていましたが、若者のフェロモン漂うユダですね(笑)
神より背が高いユダ。ノートルダムのフィーバスも女性にモテモテな感じでしたね。
ユダの歌は激しいのですが、こんなに歌える方なのだと知り、嬉しくなりました。

そしてスーパースターの衣装が似合いすぎる件(笑)
アレはアイドル衣装だと思いますが、あんなに似合うユダも珍しいかも・・・

高井治さんのカヤパ様。高井さんがお元気でご活躍なのが大変嬉しいです。
「ノートルダムの鐘」の聖歌隊でご活躍でした。
高井さんのお声は素晴らしく重低音が響いており・・・高井さんだけ特別なマイク?と思うくらい。
さすがは音楽の天使。オペラ座の地下を思い出しました。
行きの電車の中で、カヤパ様の頭の被り物を「ミッキー様と読んでいるツイートを読んだのを思い出し、一人でニヤニヤ。
何だか愛くるしくなりました。カーテンコールでゲッセマネの45度の傾斜をちょっとゆっくり駆け上がり、手を振るお姿も愛らしかったです。ブラボー

ワイスさんアンナスの高音との兼ね合いも◎。

阿久津さんのヘロデ。楽しみすぎてワクワク。
わぁ~まつ毛までキラッキラ お肌、キレー(笑)
阿久津さんはアイーダのラダメスなど、男らしい役しか観ていないのですが、アラジンのジーニーが観たい‼と思いました。ヘロデってオネエっぽい役ですが、阿久津ヘロデは下品にはならないのですね。背が高くて高貴なお方という雰囲気。短い時間ですが、存在感バッチリでした。


それから、山田充人さんのピラトが素晴らしかった!!
長老猫オールデュトロノミーをされていただけあります。ジーザスを鞭打った後の熱唱が特に胸を打ちました。
お前が~望むのなら~~ 死ね~止めるつもりはない~ 愚かな殉教者よ~ 死にたいか~哀れな奴~
という渾身の叫び。こんなに切実に響いたのは初めてかもしれません。

時代が変われども、キャストが変われども、この作品が演じ続けて行かれますようにと願っています。


こちらは2018年の公演のものです↓



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