中学校の授業について書きましたが・・・
私は昔、塾で授業していたのですが、結婚してからテスト処理や事務(昼間の仕事)に移り、子どもが生まれてから退職し、専業主婦を経て、事務に復帰し・・・
長女が中学生になるまで、かれこれ15年くらい教壇に立っていませんでした。
授業するのは好きだったのですが、子育てと両立させるには事務の方が有り難くて続けていました。
でも、授業がしたいという思いがずっとあり・・・
長女が中学生になった頃、次女は小学生でしたが、やっと自分で留守番できるくらいの年齢だし、今挑戦しなかったら一生後悔する!!と思い、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで中学校へ飛び込みました。
でも入ってから、自分は完全に浦島太郎状態だったことに気がつきました。
今の中学校の英語の授業って、こんなに会話が多いの?
こんなに生徒に活動させるの?
こんなに頻繁にALTが入ってくるの?(私が最初に勤務した学校は、3回に1回入ってきました。)
ペアを組む先生は、それはそれは流暢な英語で職員室に響き渡るくらい大きな声でALTと色々な会話をされており・・・こんなに話せないといけないの?(汗)
昔とは全く違う。もう着任式で挨拶したので、後には引けない、どうしよう・・・・と真剣に焦りました。
その時、社会科のベテラン先生に言われた言葉が、ず~~~っと自分の中にあり、私を励まし続けてくれています。それは・・・
10人の先生の授業は10通りでした。全員かなり違いました。
ペアワークや発表に力を入れている先生、
単語ノートを鬼のように出して書くことに力を入れている先生、
最初のウォーミングアップに力を入れている先生、
ギャグがうまい先生、
威厳があって生徒が静まりかえっている先生、
業務が忙しくて教科の打ち合わせが全くできなかった先生、
毎回アイデアを出して工夫されている先生、
パワーポイントでペアワークを教室の黒板に映し出す先生・・・
そして6人のALTと組みました。熱心に授業を考えてくれるALTもいれば、全てこちらが考えて、あらかじめお願いしていないと不機嫌になる方まで色々・・・(汗)
授業中、歌ったり、踊ったり、おおはしゃぎのALT、
日本語を熱心に勉強していて、いつも私の隣に座って日本語を質問してきたALT、
よく遅刻してくるALT(汗)、
こちらがリードするべきなのに、いつの間にか授業を奪ってきたALT(汗)、
英語にフリガナをふったことを烈火のごとく怒ったALT(本当はダメなのは分かります。でも何一つ読めない子もいるんですよ!ペアワークするにはどうしても必要)
とてもよく気がつく気配りのALT、
頭が良くて、一度の授業でクラス全員の名前を暗記できたALT(本当にスゴイ人でした)、
全校生徒の前でダンスしてくれたALT(笑)・・・・
私は非常勤なので、毎年違う学校へ行き、違う先生に合わせるのは大変だったのですが・・・
辛いことも、腹の立つことも色々ありましたが・・・
こんな短期間で、こんなに色々な経験をさせてもらえることも滅多にない・・・と考えて、いいところは真似をさせてもらい、取り入れさせてもらって今に至ります。
これからどうなるか分かりませんが、どんな仕事でも、できることを一生懸命やる・・・それだけですね。
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