名古屋でミス・サイゴンが観られる日が来るなんて・・・
20年前の初演時には考えられませんでした。
地方公演を可能にしたのは、コンピュータ・グラフィック。
ベトナム戦争で引き裂かれる二人を描く象徴とも言えるヘリコプターのシーンが、この作品のメインなのですが、
そのヘリコプターが・・・・・実物大。とても大きい。(笑)
こんなに大きいセットは帝国劇場しか入らない・・・ということで、東京まで観に行ってから、20年が経ちました。
当時のヘリコプターのシーンですが・・・
ヘリコプターが・・・下がって・・・そして上がった~~!!
という一瞬の上下運動のみで、正直言って「コレのために東京に来たのかぁ~」と
ちょっと複雑な気持ちになったのを覚えています。
今回のCGですが、なかなかよく出来ており、3Dのように立体的に見え、
向こうからだんだん近づいてきて
くるりと回って着地し、
何人ものGIが本当に乗り込み、
(実際は暗い空間に入ったのでしょうが、本当にヘリに乗り込むように見えるの)
そして上に上がってこちらへ近づき、
迫力を増しながら飛び去る・・・・という感じのストーリーがありました。
おっもしろ~い\(^o^)/
これなら巨大セットを運ばなくていいし、こんな色々な動きができるのはCGならではだと思いました。
賛否両論あるでしょうが・・・私はとても楽しかったです。
これで地方に来てくれるのなら大歓迎。(笑)
これからもこのように工夫して地方の観客も楽しませてくださいね。
次回は役者さんについて書こうと思います。
コメント
コメント一覧 (4)
私は、サイゴン再演の年にたまたま初見で拝見したキャストがどんぴしゃのイメージで
ヘリのシーンの「無情にも引き裂かれ行くふたり」に号泣したのですが、
再々演の年は誰にも感情移入できずに終わったので、相性とかも大きそうです。
クリスを「酷い」と言う人もいますが、ベトナムシンドロームで傷ついて、
エレンの存在が癒しになって結婚したんだな、と素直に思えたので、
「運命の皮肉」は感じましたが「それはないわ~」という感じはしなかったので。
今年のキャストについての感想が楽しみです。
フクロウ
がしました
私は、最初にインプットされたイメージが大きくなるので、初演贔屓になりがちなのですが、
今回の笹本玲奈さんと育三郎くんもなかなか素晴らしかったと感じました。
クリスがエレンに告白するシーンで、いかに観客を説得できるかが勝負だと私も思っています。
その点では育三郎くんも熱演で、クリスも仕方なかったのね・・・と思えました。
また書きますね^^
フクロウ
がしました
でも、あれが色々とネックになっていたんですよね。
最近のCG技術は凄いですからね。
使い方さえ間違えなければ舞台にも活用してもらってもいいと思います。
そのおかげで地元で観られたらなおいいですよね。
フクロウ
がしました
東京まで出てきて一瞬で終わってしまったので、ちょっと残念でした。
CGでは自由自在に飛べますね。(笑)
映像技術が進歩しているので、舞台にも今後たくさん使われそうですよね。
フクロウ
がしました