やっと「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきました!!


いやぁ、良かったです。こういう作品を見ると、日本人であることが誇らしくなりますね。
映画館は年輩の方が多かったですが、あちこちの方が泣いていらっしゃいました。
これを涙なしで見るのは、私も難しかったです。うまいことできてるわ~(笑)


大体において2作目、3作目というのは、1作目で人気を得た後、段々内容が下降して
がっかりすることが多いのですが、これはパワーアップしています。
こんなにたくさんのエピソードを入れて、一体どうまとめるのかと途中心配しましたが。(笑)


脚本がまず素晴らしいですね。
作品主義という言葉が存在するくらい(笑)脚本って大事ですよね。
いい脚本が全てだとはいいませんが、いい脚本なしにいい作品はないと思います。
監督が脚本に関わっているというのも、気合が感じられます。


VFXがまた凄い!
当時の東京のどこへでもロケに行けたかのような映像を目指していると書いてあった通り、
昭和34年が再現されているのも、素晴らしいですね。
あの出だしは・・・びっくりしました。(笑)
本編と全く関係ない(爆)ですが、監督はあそこに力を注がれたとか。


そして前作同様キャスティングに成功している!
演出家の仕事のかなりのパーセンテージは、いいキャスティングをするかどうかで決まると聞きましたが
本当に皆さん「はまり役」で素敵です。
登場人物、全て大好きです。
ひとりずつ書くと非常に時間がかかりそうなので、短く感想を。

堤さんのお父さん。笑うと可愛いし(笑)キレルと面白いし、茶川さんを茶化すと笑えるし、いい味出てました。

薬師丸さんがお母さんを演じると、私は泣けます。私生活でもお母さんなのかと思うほど自然で温かくて
この方がいるから皆安心して生活できるのだと感じました。

一平ちゃん役の小清水くんは、ほとんど身長も変わっていなくて可愛かったです。
本当にこういうガキンチョくんは、いるよね~と微笑ましくなります。

淳之介役の須賀くんは背がぐ~んと伸びて、声変わりの途中という感じで成長したなぁと思いました。

堀北さんの六ちゃんも、東北弁がいいですね~ 
家で六ちゃんの喋り方を時々マネしてしまい、娘に「お母さん、うまい!」と言われています。(笑)

原作と映画で茶川さんの年齢設定が違う!と原作ファンの主人はいつも言いますが、
吉岡さんの茶川さんは映画としての「情けない、いい味」が出ていていいですね。
前回に比べて非常に重いものを背負い、それに挑戦し、感動させてくれました。

小雪さんのヒロミも、淋しげで美しくて、ぴったりだと思いました。


作品とキャスティング、演技が両方いいから感動するのだと今回改めて思いました。
作品(脚本)が全てではない。
演技が全てでもない。
たくさんの方の努力があって、情熱があって、温かさがあるから、いい作品ができるのです。


舞台を作るときも、こうであってほしいです!!!(切望)