もうすぐ雛祭りですね。。
今日は、我が家のお雛様をご紹介します。

これは、私が子供の頃に祖母に買ってもらったお雛様です。
幼稚園くらいの頃、うちにはお雛様がまだありませんでした。
元小学校の先生だった祖母は、紙でいろいろ作るのが得意で、
なんと!を使ってお雛様を作ってくれたのでした。
大きい黄色の色画用紙を折って屏風にし、ちゃんと三人官女や五人囃子もあったような。。。
マッチ箱を3つくっつけた、タンスまでありました!
子供心にとっても嬉しかった!

しかし!
どのお友達の家に行っても、赤い敷物の7段飾りのお雛様が飾ってあるではありませんか!

当時の私は、お話を作るのが好きで、入園前から自分でお話を作って本のようにしたり、
紙芝居を作ったりしていたのです。
ある日幼稚園から帰ってきてから、私は次のようなお話を作りました。

    ささこちゃんのひなまつり
ささこちゃんの おうちに ひなまつりが ちかづいてきました。
ささこちゃんの おうちには おかねがないので おひなさまが かえません。
あるひ おとうさんが いいました。
「そうだ!つくってあげたらいい!」
かみで つくることに なりました。
紙で作ってくれたのが嬉しかったのと、お友達の家と違うことがちょっと残念な気持ちが
交じった創作でした。
サチコちゃんではなく、「ささこちゃん」にしたところが憎いですね。(笑)
これを読んだ祖母が、心を動かされてしまい、急いでこのお雛様を買ってくれたのです。

今思うと、あんな手作りの素敵なお雛様はなかったと思うのですが、
子供だった私は、単純に喜んでしまいました。
このお雛様は、祖母の手作りのお雛様に成り代わったものなので、今でも大事にしています。
娘にはお雛様を買わず、私のものを使っています。

母が当時「ケース入りのお雛様にしたら~~?」と何度も勧めてきたのですが、
私は「7段のがいいっ!!」と頑張ったのです。

しかし!自分が親になると、7段の階段を組むのは億劫だなぁ。
そこで主人が考えた、「押し入れ飾り」
もともと押し入れに入っていた、服入りの透明ケースを階段状にして、赤い布をかければ
あっという間に階段のできあがり。
さすがに7段にはできませんでしたが、数年前からずっとコレです。(笑)
コレだと場所も取らず、お雛様がある部屋では遊べない・・・なんてこともなくなります。
いい考えですよね?(^o^)