ミュージカル観劇史(livedoor版)

ミュージカルを愛して30年!その感動を仕事や日々の生活に繋げようと思って暮らしています^^

猛烈な台風19号の進路が心配ですね。
今年はまだ停電していないのですが、去年は2度停電を体験しています。
教訓を思い出して、早めの備えをしたいと思っています。

最近職場でも家でもなかなか気が休まらないのですが、こういう時は気分転換!!

先日、映画「蜜蜂と遠雷」を見てきました。直木賞作家、恩田陸さんの小説が原作です。
うちにもこの本がありますが、私は未読。
でもピアノコンクールと聞いただけで「絶対映画館で見たい」と思い、一人出掛けました。
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ピアノコンクールを小説にするというのは大変なこと。
本からは音が出ないし、音符さえ書けない・・・
「文字」だけで音楽を表現するというのは素晴らしい筆力。

映画はその逆。細かい心情などを説明できない。
全て俳優さんの表情、セットや背景で語っていかなければならない。
そしてシャワーのような音の洪水。ピアノの技術は凄かった!!(拍手)

筆者が「小説でなければできないことをやろう」と決心して書き始め、「映像化不可能」と言い切った作品を敢えて映画にするなんて、凄いというか、無謀な挑戦というか・・・

それを可能にしているのは、個性的にピタリと当てはまった俳優さんらの力あってこそ。
私は小説を読まずに行ったので、一人一人の登場人物のことをもっと深く知りたいな・・・と感じました。
でも、それを説明しすぎないのが映画なのかもしれません。

題名の「蜜蜂」も、映画には一匹も出てこないし・・・(笑) 
分からないことだらけ。(勉強不足とも言う)

手元に本があるので、これから読んで、登場人物のことを深く知っていきたいと思います。


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NHK朝ドラ「なつぞら」が終わりましたね。
脚本などについて色々と思うところはありましたが・・・結構見ていた朝ドラでした。
歴代の朝ドラヒロインが大量に出てきましたね・・・(多すぎ?

では、心に残った登場人物(俳優さん・敬称略)について少し書いておきます。

なつ(広瀬すず)・・・広瀬すずさんが、努力家であることが伝わるドラマでした。お疲れさまでした~

天陽(吉沢亮)・・・美しかったなつの原点の人ですね。「なっちゃん」と呼ぶのにキュンとなりました。(笑) 「広いキャンバスで繋がっている」は名言。もっと出番がほしかった・・と多くの人が思っていたはず。

雪次郎(山田裕貴)・・・可愛かった(笑) 役者を志した日々は、きっと肥やしになっていますね。

夕見子(福地桃子)・・・ドラマの展開にイライラしたときに、いつもハッキリ意見を言ってくれる夕見子。先進的な考え方も好きでした。

茜(渡辺麻友)・・・なつの娘まで預かって育てる辺りは「人が良すぎる」くらい素晴らしい偉業で、応援したくなりました。茜さんは幸せでいてほしい人です

千遥(清原果那)・・・清原さんは注目している若手女優さん。「透明なゆりかご」の演技も素晴らしかったし、千遥の存在感、説得力はサスガでした

泰樹(草刈正雄)・・・絵になっていましたね。最終回までお元気で良かった。セリフが少し聞き取りにくかったと感じましたが、いい味を出してくれました。

内村お父さんの天国からのナレーションんも楽しみでした。
最終回に何というか予想していたのですが・・・「未来に続けよ」かな?と思ったら「未来に向かえよ」(笑)
で、「なつよ、朝ドラよ、101作目に続けよ」って、そうきたか~~
いつだったか、「・・・霊感です。」というナレーションが入った時、私は爆笑し、内村さんのアドリブ?と思ったのですが、あれは台本通りだったのでしょうか。
天国から、なつを見守り、励ましているお父さんは素敵でした。


また新しいドラマが始まりますね。朝ドラは私にとって生活の一部。次も楽しみにしています。


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名古屋四季劇場で、劇団四季の「パリのアメリカ人」を観てきました。
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ミュージカル「パリのアメリカ人」・・・映画『巴里のアメリカ人』(1951年)をベースに、時代を第二次世界大戦直後に設定。曲順も変更され、ガーシュインの名曲も追加。
人物にも深みを与えて、2015年にブロードウェイで初演。
16年のトニー賞ではその年の最多ノミネートを受け、4部門で受賞。

終戦後、心身に傷を負った若者たち中心のストーリーなのに、I Got Rhythm、Shall We Dance?など、本気のコメディCFYの楽曲が多用されています。底抜けに明るいCFYと、戦後の憂鬱が残る「パリアメ」が同じ曲というのに少し違和感もありましたが、耳に馴染んだ曲が聴けるのは嬉しかったです。

こんなシーンも↓ シルクハットにステッキは、ベラ・ザングラー?
ピンクの羽根を持って踊るのもCFYのラストと同じ??笑ってしまいました。
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スタッフはこちら↓
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私が観たキャストはこちら↓
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■バレエについて
この作品では、バレエシーンが多いのですが、普通のバレエとは重心が違い、常に俳優泣かせの「アンバランス」であり、そこに美しさとユーモアが込められているそうです。
観客は楽しめても、演じるほうは大変。ベテランの方も「肺が痛くなる」「足パンパン」レベル。
ラストの14分間のノンストップの振り付けは圧巻。どんなにハードか・・・と思います。

だからこそ、主役を演じる方々は海外などでバレエを本格的に勉強された方々。
見事に踊っておられました。

■芝居について
どうしても「踊る」ことを第一にしたキャスティングになってしまうため、芝居部分がもう少し・・・という気はしました。
1幕75分、2幕75分という長めの作品で、セリフも多い・・・ストプレ的な要素も濃い作品なので余計に。

演出・振付は、英国ロイヤル・バレエ団などに振り付けてきたクリストファー・ウィールドン氏。外国の方なので、日本語のセリフの細かい情感などを指導するのは難しいのかも?
やはり日本語のセリフ部分は、日本の演出家にビシッと見ていただきたい・・・。浅利さんが生きておられたら、何と言われるだろう?と時々考えます。

3人の男性に惚れられるダンサーという構図、どこかで?(笑)
ノートルダムのエスメラルダを巡っての男性3人は個性的で、愛憎がバチバチですが、この作品の3人は友達で温和な感じ。それは作品の味なのか、あるいは演出がドライで軽い感じなのか?
それぞれの男性がマイルドだったので、もう少し境遇を掘り下げて個性を描いてほしいと感じました。

■セットについて
この作品の見どころのひとつは、舞台セット。最近の大道具はコンピュータ制御されているものですが、この作品では舞台転換までがダンス、演出の一部なのです。(アンサンブルさん、大変そう)
多くの場面で「人の手」で動かされますが、それぞれの出方がユーモラス。
そして大道具や壁に色々な照明、映像が映ったり、動いたりするのが楽しいと思いました。
主人公ジェリーは画家を目指しているからか、舞台セットも幾何学模様だったり・・・
美術の見どころが大きかったです。
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1階の端からの観劇でしたが、もし次に観る機会があれば、2階席から眺めてみたいと思いました。
バックステージツアーに参加できずに本当に残念。リベンジするかもしれません。

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明日は、名古屋四季劇場に「パリのアメリカ人」を観に行きます。
最近、近くで四季の公演が多く・・・嬉しい

私は、いざ観劇‼となるまでは、情報を集めたりしないタイプですので、さっきまで慌ててパリアメの予習をしておりました。(これぞ、一夜漬け?)

ガーシュインの曲は大好きです。クレイジー・フォー・ユーの曲も使われているようで、楽しみになってきました

キャストはこちら↓
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吉岡慈夢さんは、アンデルセンのニールス役でもお会いしました。
先週からジェリー役にデビューされたのですね。
本格的なバレエが楽しめそうです。

場面転換なども、キャストが踊りながらセットを持って出てくる??とか。

実は平日に無理をして観劇を入れたのは、「バックステージツアー」があったから。
今日それを確認していたら、メールで申し込む必要があり、明日の分は
「締め切りました」という文字が。
なんだってえええ~~~

以前は当日に四季の会員証を見せれば入れたのに。。。知らんかった。。。残念。。。
いつからこんなシステムに??

出遅れたワケですが・・・気を落とさずに楽しんできたいと思います。


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京都で上演されているノートルダムの鐘に、川口竜也さんがまたフロローとして出演されます。
私は野中さん、芝さん、川口さん、村さんのフロローを観たことがあるのですが、中でも川口さんのフロローの存在感に「ビックリ仰天」いたしました!
以下、去年のクリスマスイブに観劇したときの過去記事です。


クリスマスイブをノートルダム大聖堂(名古屋四季劇場)で過ごしてきました。

この日の目当ては、初めて名古屋に降臨された川口フロローを拝むこと。川口さんと言えば、レ・ミゼラブルで宿敵ジャンバルジャンと対決し、法を信じ、最後は自殺を図るジャベール役をされる方。シャープで抜群の歌唱力と、大きな目でギロリと睨む存在感、威圧感が素晴らしく、フロロー役を絶対に観たいと願っていました。

川口さんをご存じない方のために、ジャベール役の「STARS」です↓

レ・ミゼラブルもノートルダムの鐘も、共にヴィクトル・ユーゴーの作品。ミュージカル作品は数あれど、私がダントツで好きなのはこの2つかもしれません。
この2作品をハシゴすることをヴィクトル融合と言うとか。(うまいっ(笑))
そしてこの2作品に出ておられる唯一の方が川口竜也さんではないでしょうか。大好きな2作品を繋いでくださるとは、なんと素晴らしいことでしょう。。。。

そして開演。川口フロローにビックリ、あんぐり、ドキドキ続きのノートルダムでありました。(もう本当に心臓に悪い。血圧上がりそう?)
これまで観たフロローは芝さんと野中さん。
このお二人でも「こんなに違っていていいの?」と感じましたが、川口フロローは、次元が違いすぎました。これはもはや犯罪の領域か。(笑)
四季の舞台にご出演というか、乱入??

とにかく目立つこと、目立つこと。セリフを言っても低音が響くいいお声。歌えば鼓膜がビンビンするほど鳴り響き、これは「フロロー物語」ではないかとさえ思えました。

野中フロローは劇に溶け込むタイプ。白髪交じりの初老で、時に物悲しく、神に祈り仕えようとする姿は格好いいとさえ思いました。エスメラルダに出会ってから湧いてくる欲を振り払おうと必死になる姿が哀れで、肩を抱いてあげたくなったほどです。

芝フロローは素晴らしい歌唱力で、欲をむき出しにするタイプ。カジモドに対しては兄貴のような愛情も感じられました。

川口フロローの役作りは、恐ろしく嫌な男。
人を威圧し、見下すような態度。川口さんは目が大きく、ギョロリと睨まれると、カジモドでなくても震え上がるほど怖いです。

第一声から、民衆への冷酷さを感じました。恐怖政治?そしてこの方、すぐ切れて声を荒げるのです。感情の振り切れ方がハンパない。
さすが、ジャン・バルジャンと対決していただけはある!ジャベールは法を信じていましたが、フロローは神というより「自分」だけを信じているように見えました。

最後に「お前に愛が分かるのか?」とカジモドに問い詰められて、「弟を愛していた」というセリフがありますが、川口フロローはこのセリフを嗚咽まじりで絶叫していたのです。
「弟を愛していた~!!!」

そしてここから、途端に川口フロローが哀れに思えてきたのです。
冒頭で幼い弟ジェアンを見つめるときは、はっとするほど笑顔だったのを思い出し、劇が繋がり始めました。弟という唯一の存在を失ってから、少しずつ壊れていき、モンスター化してしまったのかと感じられました。親に捨てられて、誰からも本当に愛されることなく、学問として聖書を学んでくるしかなかったのでしょう。

自分がジプシー女を愛するという信じがたい行為に戸惑い、
「わかってる?私を見るその目つき」とエスメラルダに指摘されたとき、
よ~く~も~そんなことを~!!!」と切れ、
「私のものにならないならば、火あぶりにして殺せえええ~~」
という短絡的な思考回路になってしまうことが腑に落ちたのでした。

川口さんならではのフロローの筋が通っており、こんなフロローも「アリ」だと思いました。(最初はビックリしましたが)
ユゴー作品を「融合」させてくれて、本当に嬉しいです!!!

※この後、川口さんの「レ・ミゼラブル」ジャベール役を観る機会に恵まれました。
川口さんは今年ジャベールが自殺したのと同じ歳。私が観劇したのは、ジャベールが自殺したとされる日だったと後で知り、ゾクっとしました。ジャベールの魂が乗り移ったような激しい演技でした。



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